
目次
■マグネシウム入浴剤にはどんなものがあるか
●お風呂の恋しい季節
●マグネシウム入浴剤は大きく分けて3種類
■塩化マグネシウム(にがり)と硫酸マグネシウム(エプソムソルト)の違い
●塩化マグネシウム・硫酸マグネシウム
●保湿と保水
●商品の紹介や個人的感想
■純マグネシウム
●純マグネシウムのみにある特徴
●マグネシウムペレットは安い?
●商品の紹介や個人的感想
■3種類の入浴剤についてのまとめ等
■マグネシウム関連記事
■マグネシウム入浴剤にはどんなものがあるか
●お風呂の恋しい季節
●マグネシウム入浴剤は大きく分けて3種類
■塩化マグネシウム(にがり)と硫酸マグネシウム(エプソムソルト)の違い
●塩化マグネシウム・硫酸マグネシウム
●保湿と保水
●商品の紹介や個人的感想
■純マグネシウム
●純マグネシウムのみにある特徴
●マグネシウムペレットは安い?
●商品の紹介や個人的感想
■3種類の入浴剤についてのまとめ等
■マグネシウム関連記事
■マグネシウム入浴剤にはどんなものがあるか
●お風呂の恋しい季節
寒くて乾燥する季節になってまいりました。こんなときはお風呂に浸かってあったまりたくなりますね。
ドラッグストアなどに行ってみると、入浴剤のコーナーに様々な色とりどりの入浴剤が並んでいます。
いくつか試してみた方もいらっしゃるかもしれません。
そんななか、いい入浴剤はないかなぁ、と探していると、「マグネシウム」とか「エプソムソルト」とかいう言葉をよく聞くようになった気がします。
「なんだか良さそうだけど、どれを選んだらよいかわからない」という方もいらっしゃると思います。
この記事では、マグネシウム入浴剤についてなるべくわかりやすく説明しようと思います。
●マグネシウム入浴剤は大きく分けて3種類
マグネシウムを含む入浴剤は大きく3つに分けられます。
①純マグネシウム(バスマグ、マグネシウムペレット)
②塩化マグネシウム(にがり)
③硫酸マグネシウム(エプソムソルト)
の3つです。
(市販されている「にがり」のなかには、塩化マグネシウムの含有量が低いものもあるようですが、この記事では、にがり=塩化マグネシウムとして話を進めていきます。)

■塩化マグネシウムと硫酸マグネシウムの違い
●塩化マグネシウム・硫酸マグネシウム
塩化マグネシウム(以下、塩化マグ)と硫酸マグネシウム(以下、硫酸マグ)にはどのような違いがあるのでしょうか。
塩化マグ、硫酸マグをお湯(水)に溶かすと、ある温泉と同じ成分になります。
塩化マグをお湯に溶かすと、
マグネシウムイオンと塩化物イオン
になります。
これは温泉の泉質でいうと、
塩化物泉のうちの「マグネシウム―塩化物泉」にあたります。
また、硫酸マグをお湯に溶かすと、
マグネシウムイオンと硫酸イオン
になります。
これは温泉の泉質でいうと、
硫酸塩泉のうちの「マグネシウム―硫酸塩泉」にあたります。
それぞれの効能を比較してみましょう。
まず、塩化物泉の浴用としての効能は、
きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症
です。
次に、硫酸塩泉の浴用としての効能は、
きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症
です。あれ?全く同じ?
ということはどちらも違いはないということになるのでしょうか?
(参考:日本温泉協会ウェブサイト)
●保湿と保水
保湿と保水って同じじゃないの?と思っている人もいるかもしれません。(特に男性)
わたしもつい最近知ったのですが、
保湿とは、肌から水分が失われないように防ぐこと
保水とは、肌に水分が入ってくるように補うこと
(この意味からすれば「補水」がぴったりきますね。)
ということらしいです。
言い換えると、
保湿は、肌からの水分の「出」を防ぐものであり、
保水は、肌への水分の「入」を促進するもの
とすることができると思います。
肌の健康を保つためには、保湿と保水の両方が必要になってきます。
皮膚の水分が不足している場合には、積極的に保水する必要がありますし、皮脂が少なかったり、あるいは乾燥している時期などは保湿をきっちりしなければなりません。
最近は、夏でもエアコンによる乾燥があるので、時期を問わず保湿が必要になってきていると言えます。
ここまで、なぜ保湿と保水について書いてきたかというと、この2つが塩化物イオンと硫酸イオンの違いに関わっているからです。
いきなり結論をいいますと、
塩化物イオン → 保湿効果
硫酸イオン → 保水効果
があるのです。
先ほど、どちらにも効能に「皮膚乾燥症」がありましたが、それぞれ効果が違うわけです。
ただ、ここで注意が必要なことがあります。
硫酸イオンについては、保水効果がありますが、保湿効果については、単に保湿効果がないということにとどまらず、皮脂を取ってしまう作用があるため、むしろ保湿にとっては有害なはたらきをします。
そのため、硫酸マグ(エプソムソルト)を使用する場合には、乾燥する季節や皮脂が少ない人などは、お風呂上りに保湿をする必要があると思われます。
●商品の紹介や個人的感想
◯エプソムソルト
リンク
↑こちらがAmazonで一番売れているエプソムソルトのようですが、1回150g使用するとして、2.2㎏なので約14回分で、1回あたり100円弱になってしまいます。
リンク
↑こちらだと、1回50円ちょっとまで安くなります。
エプソムソルトは岡山県玉野市のふるさと納税の返礼品にもなっています。
楽天でふるさと納税(寄附)をすると、楽天ポイントを使って寄附ができますし、寄附に対しても楽天ポイントがつくのでとてもお得です。

【ふるさと納税】エプソムソルト シークリスタルス 10kg 【入浴剤・美容・美容】

【ふるさと納税】エプソムソルト シークリスタルス 8kg(4kg×2) 【入浴剤・美容・美容】
◯塩化マグネシウム
塩化マグネシウムの入浴剤は、普通の濃縮していない塩化マグネシウムと濃縮しているタイプとがあります。
・普通のタイプ
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にがりはふるさと納税の返礼品にもなっています。液体タイプですね。
楽天でふるさと納税(寄附)をすると、楽天ポイントを使って寄附ができますし、寄附に対しても楽天ポイントがつくのでとてもお得です。

【ふるさと納税】[1174]塩丸苦汁(にがり) 18リットル

【ふるさと納税】[1176]塩丸にがり 170ml×3袋

【ふるさと納税】備前瀬戸の海水にがりセット 【加工食品・加工食品】

【ふるさと納税】あらなみの本にがり 100ml×12個 【調味料・塩】
↑塩化マグネシウムの場合、1回あたりどれくらいの量を入れればよいのかがよくわかりませんが、エプソムソルトの場合と同じ量のマグネシウムが含まれるようにするとすれば、1回あたりが150×0.8=120gを投入することになります。
とすると、上の商品だと約4回分で、1回あたり約160円ということになります。
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↑これだと、約83回分で1回あたり40円弱となります。
(以上の計算は送料を計算にいれていません)
・濃縮タイプ
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↑上の商品の「アクアギフト」は現時点でAmazonベストセラーとなっているものです。一袋約30回分だそうで、1回分60円弱です。
ただ、一袋400gなので、1回分14g程度です。とすると、マグネシウムが4倍濃縮であるとして56g程度ですから、普通の塩化マグネシウムの場合(120g)に比べて半分程度のマグネシウムの量にしかなりません。
そこで、普通の場合とマグネシウムが同じ量になるように投入するとすれば、約2倍の28g程度を投入することになり、1回分約120円になります。
下の商品の「にがり温浴」は商品名が違いますが、フレーク状であること、マグネシウム4倍濃縮との表示、製造元が同じ(アトピーラボ)であることから「アクアギフト」と同じ内容のものではないかと思われます。
そこで、この5個セットで注文すると、1回分70円余まで安くなります。
やはり、濃縮という手間がかかっている分だけお高くなっています。
(以前書いていた計算は間違っていました。すみません。)
■純マグネシウム
●純マグネシウムのみにある特徴
(関連記事でも純マグネシウム(以下、純マグ)の効果について書いてあります。)
純マグの効果は、塩化マグの保湿効果や硫酸マグの保水効果がなく、単にマグネシウムが経皮摂取される、というだけのものではありません。純マグには、塩マグや硫マグにはない純マグだけにある効果があります。
それは、
水素の発生とアルカリ化
です。
まずは、水素の方について説明します。
某女優の結婚式の引出物に水素水発生器が送られたことが話題になりましたが、純マグを入れるとお風呂の水が水素水になるわけです。
水素水には、酸化した体の還元効果があるとか言われていますが、実際のところどれほどの効果があるのかはわかりません。
次に、アルカリ化についてです。
塩化マグや硫酸マグはお湯に入れても中性ですが、純マグは弱アルカリ性になります。
アルカリ性になると、肌の古い角質を取ってくれるなどの効果があります。
●マグネシウムペレットは安い?
関連記事の方では、マグネシウムペレットを入浴剤に使うと安くつく(自作の場合1回あたり10円を切る)と書きました。
しかし、考えてみると塩化マグや硫酸マグには純マグにはない効果があるわけですし、お湯に含まれるマグネシウムの量も塩化マグや硫酸マグよりは少ないので、単純に比較できるものではないですね。
わたしもマグネシウムペレットを洗濯ネットに入れて入浴剤として使っているのですが、ペレットの減り具合の少なさからして、マグネシウムがお湯に溶け出す量は限られているようです。また、アルカリの度合いが強くなると肌にもよくないでしょうから、ペレットの量を増やせばよいというものでもなさそうです。
わたしは現在はマグネシウムペレットと塩化マグネシウムを合わせて使っています。
マグネシウムペレットだけ使っていたときと比べて、湯上りはよりポカポカしますし、保湿もできていると感じます。
●商品の紹介や個人的感想
◯バスマグ
リンク
↑マグネシウムペレットをネットに入れたものが商品として売られています。はるかに安く簡単に自作できます(関連記事)ので、富豪の方は購入されたらよいと思います。
バスマグはふるさと納税の返礼品になっています。

【ふるさと納税】BH03_マグネシウムde水素浴!BATH MAG(バスマグ) 入浴剤/おしゃれ/日用品
◯マグネシウムペレット
リンク
↑とりあえず検索でトップに出たもののリンクを貼っておきましたが、値段に結構幅があり、出品業者の入れ替わりも多いようですね。わたしも複数の業者から購入しましたが、特に品質の差は感じませんでした(というか素人のわたしにはわかりませんでした)。
■3種類の入浴剤についてのまとめ等
・塩化マグには保湿効果、硫酸マグには保水効果がある点が両者の違い。
・硫酸マグを使う場合には、保湿した方がよい。(塩化マグの場合にもさらに保湿をした方がいい人もいると思われます。)
・純粋なマグネシウムには、水素発生やアルカリ化の効果がある。
・個人的におすすめは特にないです。ご自分の実感や体の状態から、どれを選ぶか、どれくらいの濃度にするかを決められたらよいと思います。
・エプソムソルトを使った知人の体験談によると、肌の角質が固くなっていたところがやわらかくなって、肌がツルツルになったとのこと。それまでいろんな保湿剤を使ってみてもよくならなかったのに、エプソムソルト入浴では効果があったようです。乾いたり固くなってしまった肌にエプソムソルトの保水力が効いたのでしょう。
■マグネシウム関連記事
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